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「鴨川ホルモー」評論

◆葵祭、祇園祭、古い町並みと神社仏閣、そして大学に通う学生たちの昔ながらの下宿生活。革新よりは伝統を、再開発よりは歴史を選んだ京都の街、いまだに残る神々やオニといった妖しげな世界がそこに住む人々と共存している。 (50点)

 葵祭、祇園祭、古い町並みと神社仏閣、そして大学に通う学生たちの昔ながらの下宿生活。革新よりは伝統を、再開発よりは歴史を選んだ京都の街、いまだに残る神々やオニといった妖しげな世界がそこに住む人々と共存している。映画は秘密結社のような学生サークルに入った新入生が、その秘儀に惹かれていく過程で恋や友情を育てて人間的にも成長していく青春ドラマの体裁をとりながら、観光地だけではない京都の顔を紹介する。ただ、登場人物が京都弁を話さないのはどういうことか。京都の魅力は京言葉と一体となってこそ一段と輝きが増すはずなのに。

 京大に入学した阿部は友人の高村と共に青竜会というサークルに入部する。そこはホルモーと呼ばれる、小さなオニが集団で戦う謎の対抗戦を仕切る会。阿部たちは入会のためのイニシエーションを受け、ホルモーで使うオニたちの言葉を習得する。

 体長15センチほどのオニの群れの統率を取るために学生たちが身につけるオニ語が、ユニークな作品世界を構築している。独特の発音にあわせての決めポーズを 10人の学生がぴたっと決めるシーンは壮観。特に栗山千明のスリムな長身と指先まで神経が行き届いた長い手が、モダンダンスと日本舞踊を合体させたような奇妙かつコミカルなボディランゲージでオニたちを自在に操るさまはこの作品随一の見所だ。

 やがてホルモーリーグ戦が始まるが初戦は高村のミスで惨敗。そこから青竜会は2派に分裂、神々の怒りを買う。怒りを鎮めるにはすばらしいホルモーを戦うしかなく、青竜会は紅白戦を行う。このあたりになるとメンバーの戦術は格段に進歩し、自分のオニたちを指揮しながらも味方との連携も欠かせない高度な戦略も必要になってくる。戦場は広場から市街地、路地から川岸にまで広がり、古都のさまざまな風情を見せてくれる。しかし、仲間内の主導権争い、それも色恋沙汰が原因では、せっかくの物語の壮大なスケールが生かされていない。肝心の4大学対抗戦という伝統行事をクライマックスにもってきて欲しかった。

福本次郎 2009年4月18日
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