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「そのときは彼によろしく」評論

◆映画としては破綻、長澤まさみとしては極上 (30点)

 この作品も、いつもどおりの長澤まさみ映画であった。点数はたったの30点だし、脚本も演出も破綻しまくっているが、それでも彼女は笑顔一発、許してねと笑いかける。なんとなくそれで許せてしまう、それが長澤まさみ映画たるゆえんである。ただし言うまでもないが、彼女のファン以外にはまったく通じない。

 幼い頃、湖畔の廃バスを秘密基地にして遊んだ3人。遠山智史(山田孝之)はその頃からの夢である水草ショップの店長に。五十嵐佑司(塚本高史)は才能を生かして画家に。そして二人があこがれた滝川花梨(長澤まさみ)は、ある日意外な形で智史の店にやってきた。

 山田孝之演じるさえないオタク店長の店に、ある日スーパーモデルに出世した超美少女の幼馴染がやってくる。子供時代に別れて以来の再会なので、山田孝之は彼女が花梨ちゃんだと気づかない。長澤まさみ演じるこの人気アイドルは、それを内心くすくすと笑いながら、正体を明かさぬまま彼の家に強引に居候としておしかける。山田孝之はわけがわからない状況に戸惑いながらも、しぶしぶ彼女と同じ屋根の下で暮らし始める。

 いったいどこのエロゲだよと思ってしまう展開だが、もちろんエロなしキスもなし。しかも9歳の子役にはキスシーンがあるのに、長澤まさみには無しである。9歳相手に清純度で勝るとは恐るべし。おまけに、作品を追うごとにその度合いを増していくんだから清純派女優として常識破りだ。スタイル抜群の宿無し美人を家に泊めて何も起こらないなどという、ロードオブザリング以上のファンタジー映画を成立させる女優は、日本でいま彼女を置いてほかにいない。

 すっかり死語となった韓流映画に対抗しうるほどの不治の病遭遇率を誇る彼女は、本作でもよくわからない難病にかかる。これがじつに脚本に都合のよい経緯をたどる病気で、その発病タイミングのよさなど、ほとんど神域といえる。

 お涙頂戴の舞台設定が整ったところでオチを迎えるが、これが歴代長澤まさみ映画でも最高峰ともいうべきトンデモ度。まったく同じ髪型とぽちゃ顔であのシーンにOKを出した平川雄一朗監督は、映画にリアリティーを付与することをあきらめたか、投げやりになったか、あるいは史上まれに見る天然のどれかである。病院のベッドに長期間寝ていることが人体にどう影響するか、まったく考えていない二人の脚本家も同様だ。彼らの能天気さが私は本気で羨ましい。

 この映画は、長澤の顔のアップばかりが連発するコンセプトのはっきりした作品なので、彼女の顔が大好きな人に限って超オススメということができる。最前列で彼女の毛穴まで堪能した私のように、長澤まさみを見られるという事以外何も期待していない人なら大丈夫だろう。

 そのスタイルも相変わらずお見事。山田孝之と並ぶと、彼女のほうがデカいというラブコン状態だ。ごくまれに解禁する秘密兵器の大きなバストも、本作では揺らしまくって走るマニア向けシーンがあるので注目だ。それにしてもよく揺れる。

 大きい体をして甘えた声を出すギャップは彼女最大の魅力だが、それ一本に頼ったこうした主演作を見ていると、まるで速球一本で勝負する高校野球のピッチャーを思わせる。個人的には早く殺人鬼役やコメディエンヌとしての長澤まさみを映画で見てみたいが、こんな速球一本の試合もまあ悪くはない。あと何本かはつきあってやるかとは思っているがさて。

前田有一 2007年5月27日
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