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「252 生存者あり」評論

◆東京湾岸の見慣れた風景が大自然の脅威に見るも無残な廃墟になってしまうCGはリアリティがあり、身震いする。しかし、地下鉄ホームに迫る洪水は迫力満点で思わずのけぞるが、後半の洪水のような感動の押し売りは非常に鼻白む。 (40点)

 東京沿岸部に降りかかる大災害。ビルを飲み込むような高潮の後に大型台風が直撃する。東京湾岸の見慣れた風景が大自然の脅威の前に見るも無残な廃墟になってしまうCGはとてもリアリティがあり、身震いする。しかし、そこで展開されるストーリーはあまりにも人情を強調しすぎ。地下鉄ホームに迫る洪水は迫力満点で思わずのけぞるが、後半の洪水のような感動の押し売りは非常に鼻白む。障害を持つ子どもを使うならば、主人公の足を引っ張るだけの設定ではなく、ハンディゆえの思いがけない能力を発揮するなどの活躍の場を与えて欲しかった。

 待ち合わせをしていた篠原は突然の雹に襲われ、地下鉄で妻子のいる隣駅に向かう。折りしも大量の海水が押し寄せてホームは水没、生き残った篠原は偶然娘を見つけ、研修医、セールスマン、韓国人ホステスらと共に出口を探す。

 廃線ホームに閉じ込められた篠原ら5人、消防庁のハイパーレスキュー隊、気象庁の予報官、と登場人物が多岐にわたりそれぞれになんとなく見せ場を作るというぬるい脚本のせいで物語のポイントがずれてしまった。特に篠原の妻の存在はまったくの蛇足。娘を心配する気持ちは分るが、ただ泣き叫ぶばかりで迷惑極まりない。また、殉職した元同僚の葬儀を挿入することで涙腺を刺激しようとするが、完全に映画のテンポを乱している。篠原のエピソードに絞ったほうが引き締まった印象になったはずだ。

 台風の目に入り風が止む18分間に地下の5人を救出する作戦を実行するが、その際も、4人を助けた後にレスキュー隊員と篠原がグダグダと旧交を温めている。1秒でも惜しいシチュエーションなのにムダ話をしている猶予はないだろう。そしてラスト、取り残された篠原が負傷したレスキュー隊員を担いで瓦礫の中から這い上がってくるが、ここは映像がスローモーションになる上に感情のツボを押すような音楽がしつこいほどに鳴り響く。おまけに聾唖者の娘が「パパ!」と叫びだす始末。いまどきこんな安っぽい演出で涙を流す観客がいるとは思えないが。。。

福本次郎 2008年12月11日
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